あなたは常識に洗脳されている【苫米地英人】サンフランシスコ講和条約を原文で読んだ衝撃

ノンフィクション
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アメリカと日本の関係にモヤモヤする時

「日本はアメリカのATM」
「どうして基地問題はまったく進展しないのか?」
「米国がくしゃみをすると日本が風邪を引く」
「日本はアメリカのいいなり。」

などなど、日本とアメリカの関係については、政治的にいつも主従のような関係を見ることができます。私も数十年生きてきて、同じような感想を持ってきました。巷で言われていることを、まさに実感していたのです。

でも、なにか「モヤモヤ」するものがありました。
確かにそうだが、なぜ、いつも状況に変化がないのだろう?と思っていました。
何度、選挙しても、政党が変わっても、根本的にアメリカと日本の関係は変わりません。言いなりです。

その「モヤモヤ」を本当にスッキリ解消してくれたのが、この本です。

あなたは常識に洗脳されている 著者:苫米地英人

この本は、様々なトピックスでタイトル通り、いかにマスコミや常識に「洗脳」されているのか、データなど交えながら紹介しているのですが、その中に「サンフランシスコ講和条約」について書かれた箇所があります。

この部分が私にとって、衝撃の項でした。

みなさんは、サンフランシスコ講和条約原文を読まれたことがあるでしょうか?

私は、ありませんでした。この条約については、教科書で勉強しただけで、内容は、第二次世界大戦の敗戦国日本が独立を果たすことが書かれたものだと教わったのです。この条約を結んで、日本はアメリカから独立したのだ、というものです。今でのこのような内容で教科書にあると思います。

しかし

サンフランシスコ講和条約の原文、つまり英語を読んでみると、(詳しくは本書ともう一冊、「脳と心の洗い方」に譲ります)、日本は独立したのではなく、アメリカから自治権を与えられた、属国である、と書かれているのです。

つまり、日本は今でもアメリカから自治を認められたアメリカの属国なのです。

当時の内閣は、「連合国からの占領から、この条約で日本国が独立国家としての主権を取り戻した」と言った意味合いで訳し報告しています。この誤訳がその後ずっと、日本は独立した、と日本国民に思わせているのです。当時の政府の通訳、翻訳者が誤訳をするなんていうのは、考えられないので、これは、意図的に誤訳をしている、と思われます。

この条約は、条約として有効なのは、英、仏、西語であり、日本語訳はあくまで、参考ということを言っているのです。国際条約として成立しているのは正文で、正文には、この3語の時に有効だとしているのです。

だから、つまり、、、、日本は正式に、まだアメリカ(西側諸国)の属国なのです。
日本は独立国ではないのです。
これがわかると、これまでの疑問が一気に解消します。
米国にとって日本は、一つの州といった感覚なのです。正式に。

だから、逆らえないのか。。。

と、悲しくも腑に落ちた瞬間でした。

ちなみに、苫米地氏は、ではこの状況をどう打開すればいいのか、についてもキチンと述べていいます。日本が真の独立国になるための方法ですね。この部分もぜひ、読んでいただきたいと思います。

そういえば、ロシアのプーチン氏が「日本が米国から独立した国になれば、北方領土の問題を話し合おう」というようなことを述べていたと聞いたことがあります。
やはり、プーチン氏は、よく理解しているのですね。というか、日本以外の国際社会では、日本は独立していない、ということをちゃんと知っているのだと思います。日本の内閣はもちろん(どの内閣も)認識していると思いますが、それを国民に知らせてはいけないようになっているのですね。恐らく。

この本では、もうひとつ、日本の安全保障についても、とても面白い見解が述べられてあります。
他にも、面白いトピックスが満載です。

こんな人にぜひ読んでもらいたい!

◎あなたは日本の少子化を問題だと思いますか?
◎先祖を敬うべきだと思いますか?
◎新聞記者のスクープは記者の実力だと思いますか?
◎健康のためにマラソンするのはいいと思いますか?
◎有機野菜は体にいいと思いますか?
◎紙のリサイクルはいいことだと思いますか?
◎国の機関が発表するデータは正しいと思いますか?
◎地球は温暖化していると思いますか?

ひとつでもイエスと思ってしまった人は……
本書を読み、本当の自由を手に入れる考え方を知ってください。

あなたは常識に洗脳されている、より